いますぐ行動をして下さい。糖尿病そのものの完治は難しい(一度血糖が下がったからといって元の食生活に戻れるものではない)ですが、血糖をコントロールして今までと変わらない生活を続けることは可能です。
また、症状に心当たりがある人はすぐに生活を改善しましょう。症状が出るということは体の中(特に血管)が大変な状態に陥っている証拠。猶予はありません。進行を食い止めましょう。
食事、運動はもちろん、心のケアも大事です。我慢や無理をしすぎないように食事や運動に慣れてもらう工夫を考えましょう。感染症にかかりやすいので歯磨き をしっかりしてもらうこと。小さな病気でも悪化しやすいため風邪や怪我にも気をつけて下さい。特に年配者は無理のできない体なのであたたかなサポートをお 願いします。
メインは食生活の改善と運動です。自分に必要な分のエネルギーを摂取すること。基本として1日1600kcal。肉体労働をしている人は少し多く、運動す ることが少なく、年配であれば控えめにして下さい。3食バランスよく食べ、ゆっくり噛み腹八分目で抑えること。アルコール、タバコ、缶ジュースは控えて下 さい。
お金がかからずすぐできるのに最も持続させづらいものです。軽視されがちですが、初期なら7割以上が食事療法で治ります。逆に薬を使用しても食事を改善しないと治りません。
たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素はまんべんなく摂りましょう。甘い果物と油は食べ過ぎないように。塩分は控えて下さい。糖尿病性腎症の人は一般の糖尿病と食事療法が違います。たんぱく質とカリウム(大豆、バナナ、メロン、ほうれん草、さつまいもに多く含まれる)も控えるようお願いします。
朝 ごはん(茶碗に軽く 150g)、ワカメとネギの味噌汁、しらすとほうれん草入り卵焼き、菜の花の胡麻あえ
昼 山菜ごはん(150g)、キャベツのスープ、もやしニンジン豚肉の野菜炒め、みかん1個
夜 ごはん(150g)、たらの焼き魚、大根ときのこの煮物、キュウリの酢の物
主食はパンなら1枚半が目安。味付けは薄めにしましょう。
運動をすると体が血糖を使い、筋肉がつくと代謝が高まり血糖をエネルギーに変えるようになります。食事療法と一緒にすると効果も早く目に見えるようになります。運動は糖尿病予防だけではなく老化防止にも効きます。
運動は継続することが大事なので、激しい運動をたまにするのではなく毎日少しずつ続けられるものを選びましょう。
糖尿病の重症の人、体の弱い人、年配者は無理をしないこと。具合が悪いときは体を休めることを第一にして、怪我にも注意して下さい。
いい運動は続けると動くことが楽になり気分も爽快になりますが、合っていないと疲労、きつさ、体の痛みが出ます。やらなければいけない、という気持ちは捨てて、少しずつでも楽しみながらやることが長く続ける秘訣です。
うっすらと汗をかく程度で、動きながら会話ができるのがいい運動の目安です。息切れするようなら少しペースを落としましょう。歩く際は一日一万歩が理想です。
糖尿病で食事治療をしている人の7割以上が「好きなものを食べられない」「食べたい量を食べられない」のはかなりのストレスだと答えています。食事制限は病状がひどくなるほど厳しくなるので、いつまでも好きなものを食べたい人こそ、糖尿病が悪化する前に食事制限を開始して現状をよくすることが必要です。
食べすぎたり、全く食べなかったりと不規則な食生活をすること。完璧を目指して無理な運動や食事制限を行い、すぐ止めてしまうこと。
長く付き合っていく覚悟を持つこと。一度血糖値が平常になったら大丈夫というものではないので、年を重ねるごとに体を管理して食事をコントロールすることが必要です。まずは自分の健康状態をしっかりと認識しましょう。
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